理科実験は2つの良い点があります。
まず一つは「ドキドキわくわく」といった緊張感や興奮、楽しい感情を学習活動にもたせられる点です。
子どもの頃の様々な体験はどれも貴重ですが記憶に残る量がわずかです。
しかし、強い感情を伴った体験は深く脳に刻まれ、経験として一生残ります。
理科実験は脳も心も体もフル活用した上質の体験型学習といえます。
もう一つは、身近な出来事の不思議に注目する癖がつき、問題発見から自分の考え方が正しいかどうかまで、一連の思考について結果が明白である点です。
理科は考え方を学ぶ科目なので、守備範囲は教科書にとどまりません。
たとえば
わたあめはどうやってつくるのかな
紙の破れにくさに差があるのはどうして?
スライムはどうしてふにゃふにゃなの?
豆腐は豆からどうやってできるの?
……教科書ではあまり見かけないものでも身近な不思議はたくさんあります。
それをサイエンスの視点で仲間と順番に考え合わせて仮説を立てます。
その上での実験は、子どもたちそれぞれが どこに注目するかのポイントを明確にもって行われます。そして大事な点は失敗があり得るということです。
(実験に慣れない子どもの仮説ですから当然といえば当然ですね。)
なぜうまくいかなかったのかを考え、発見することこそが学習です。
失敗を乗り越える経験とサイエンスの考え方は、理系に進む子どもだけでなく芸術やスポーツや文章を書くことなど様々な活動を支えてくれる力です。
様々な学びを経て味わう わたあめは一味違うと感じるかもしれません。


